八ヶ岳えさきの評判は?予約やドレスコードも解説します
こんにちは。八ヶ岳へ移住、セカンドライフ!、運営者の「卓郎」です。
「八ヶ岳に、あのミシュラン3つ星シェフのお店があるらしい」
そんな噂を耳にして、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。実は私自身、移住を決める前から「いつかは行ってみたい」と憧れていたお店の一つが、この「八ヶ岳 えさき」でした。東京・青山の美食の最前線から、なぜあえてこの静かな八ヶ岳の森へと拠点を移したのか。そして、実際にそこで体験できる時間は、私たちの期待をどう超えてくるのか。
わざわざ遠方から訪れる価値のあるレストランを探している方や、大切な記念日に失敗できない特別な食事を求めている方にとって、場所が場所だけに不安な点も多いはずです。「予約はどうすれば?」「冬に行っても大丈夫?」「服装は?」など、気になる疑問は尽きません。
この記事では、実際に現地で生活する私の視点も交えながら、八ヶ岳えさきの魅力を余すところなくお伝えするとともに、ここを訪れるための具体的なロジスティクスまでを徹底的に解説します。単なるグルメ情報だけでなく、あなたの「旅」全体を成功させるためのガイドブックとして活用してください。
- ミシュラン3つ星シェフが提供する料理の評判と実際の口コミ
- ランチやディナーのコース料金とコスパに関する考え方
- 予約の取り方やアクセス方法、タクシー利用の注意点
- ドレスコードや近くの宿泊施設、ペット連れの対応策
## 八ヶ岳えさきの評判や料理の魅力
東京・青山の名店が八ヶ岳の森の中に移転してから数年。かつて世界中の美食家を唸らせたその腕前は、場所を変えてどのように進化したのでしょうか。ここでは、実際に訪れた人々の声や、シェフがこだわる料理のスタイル、そしてその空間が持つ特別な価値について深掘りしていきます。
### ミシュランシェフの口コミと評判
まずお伝えしたいのは、このお店のオーナーシェフである江﨑新太郎氏の凄さについてです。彼は東京・青山で「青山えさき」を営んでいた時代に、「ミシュランガイド東京」でなんと7年連続で3つ星を獲得するという偉業を成し遂げています。ご存知の方も多いと思いますが、ミシュランの星の定義において、3つ星は「そのために旅行する価値がある卓越した料理」とされています。つまり、彼は東京という激戦区にいながら、すでに世界中の人々を「旅」させるだけの実力を持っていたわけです。
そんな彼が2018年、拠点をここ山梨県の八ヶ岳南麓へ移しました。これには多くの美食家が驚きましたが、実際に訪れた人々の口コミを見ると、その評価は東京時代を凌駕するものばかりです。「料理のためだけに八ヶ岳に行く価値がある」「人生で一番感動した野菜料理だった」といった絶賛の声が、レビューサイトやSNS上に溢れています。
なぜ評判が良いのか?その本質に迫る
口コミを詳しく分析していくと、単に「味が美味しい」という点だけでなく、体験全体の「ストーリー性」が高く評価されていることがわかります。都市部のレストランでは、どうしても食材が市場を経由して届きますが、ここでは窓の外に見える風景の中で育った野菜が、最短距離で皿の上に載るわけです。この「土から皿へ」の圧倒的な近さが、料理に生命力を与えています。
また、多くのレビュアーが言及しているのが、シェフの「挑戦する姿勢」への共感です。安定した東京での地位を捨ててまで、自然との共生を選んだ料理人の生き様そのものが、料理の隠し味になっているんですね。食べる側も、ただ食事をするだけでなく、シェフのアトリエに招かれたような感覚になり、その哲学に触れることで深い満足感を得ているようです。
多くのファンが注目しているのは、都市部のレストランでは味わえない「静寂」と「没入感」です。シェフが目の前で仕上げる料理を、森の静けさの中で味わう体験は、他では得がたいものとして語られています。
### ランチコースの値段と満足度
次に、現実的な「お金」の話をしましょう。公式サイト等で確認できる通り、現在のメニューはランチ・ディナー共に「おまかせコース」のみで、価格は20,000円(税・サ別)となっています。お酒を飲んだり、サービス料を含めると、一人当たり25,000円〜30,000円程度の予算感になります。

正直なところ、八ヶ岳エリアの一般的なランチ相場(1,500円〜3,000円程度)からすると、桁違いに高額です。「観光地価格なのでは?」「名前だけで高いのでは?」と警戒する方もいるかもしれません。しかし、実際に利用した方の満足度を調査すると、「コスパが良い」「むしろ安い」という評価が驚くほど多いのです。
なぜ「2万円」が安いと感じられるのか
その理由は、後述する「1日1組限定」という贅沢すぎる営業スタイルにあります。想像してみてください。あなたと、あなたの大切な人のためだけに、かつてミシュラン3つ星を獲得したシェフが仕込みをし、調理をし、サービススタッフが最高のタイミングで料理を運んでくれるのです。
もしこれを東京の高級ホテルやレストランで「貸切」として行おうと思えば、個室料や最低保証料金などで、一人5万円や10万円になってもおかしくないレベルです。それをこの価格で提供しているのは、ある意味で「八ヶ岳だからこそ実現できる奇跡」と言えるかもしれません。
| 要素 | 一般的な高級店 | 八ヶ岳 えさき |
|---|---|---|
| 空間 | 他のお客様と共有 | 完全貸切(1日1組) |
| シェフ | 厨房奥にいて会えないことも | 自分たちのためだけに調理 |
| 環境 | ビルの中、都市の喧騒 | 森の中、鳥のさえずり |
コストパフォーマンスの捉え方
2万円という金額は食事代として考えると高いですが、「個室料」「シェフの貸切料」「特別な体験料」込みだと考えれば、破格のプライスと言えるかもしれません。
### 野菜を中心としたメニューの特徴
江﨑シェフの料理哲学の中核にあるのは、間違いなく「野菜」への深い愛情と探究心です。コースの構成を見て驚くのが、全体の約8割を野菜料理が占めるという点です。「せっかく2万円払うのだから、高級な肉や魚ばかり食べたい」と思う方もいるかもしれませんが、ここではその考えが良い意味で裏切られます。
「野菜割烹」の真髄と糖質への配慮
シェフは著書『野菜割烹』でも知られる通り、日本料理の技法をベースにしつつ、野菜のポテンシャルを極限まで引き出す達人です。例えば、シグネチャーディッシュとして語られることの多い「野菜のスープ」。砂糖を一切使っていないにもかかわらず、まるで完熟マンゴーのような濃厚な甘みを感じさせる一皿があります。これは、野菜本来が持つ甘みを引き出すための火入れや組み合わせの妙によるもので、食べた瞬間に「野菜ってこんなに美味しいの?」と衝撃を受けるはずです。

また、江﨑シェフは「おいしいプラス」というブランドを展開するなど、健康と美食の融合にも非常に熱心です。特に注目すべきは「低糖質」や「化学調味料無添加」への徹底したこだわりです。コース料理というと、最後の方はお腹が苦しくて食べられない…という経験をしたことがある方も多いと思いますが、えさきの料理は違います。
砂糖の代わりに天然由来の甘味料を巧みに使い、油や乳製品の使用も必要最小限に抑えられています。そのため、フルコースを食べ終えた後でも胃もたれせず、心地よい満腹感に包まれるのです。これは、健康意識の高い現代の富裕層や、ご年配の方にとっても非常に嬉しいポイントですよね。
魚介やお肉もしっかり楽しめます
野菜中心とは言え、メインには山梨のブランド牛を使った肉料理や、全国から直送される極上の魚介料理も登場します。「蝦夷アワビの煮込み」などは、乳製品を使わずに肝と出汁で濃厚さを出した逸品として有名です。
### 完全個室で楽しむ特別な空間
「八ヶ岳 えさき」を利用する最大のメリットの一つが、この「完全個室・1日1組限定」というシステムです。昼(ランチ)に1組、夜(ディナー)に1組。定員は最大6名まで。つまり、その時間はレストラン全体があなたのためだけのプライベートヴィラになります。

誰にも邪魔されない「没入感」
通常のレストランでは、どうしても隣の席の会話が聞こえてしまったり、スタッフが忙しなく動き回る気配を感じてしまったりするものです。しかし、ここではそんなノイズは一切ありません。聞こえてくるのは、八ヶ岳の森を渡る風の音や鳥の声、そして料理が仕上がる微かな音だけ。
この環境は、家族水入らずで過ごしたい時や、重要な商談を兼ねた会食、あるいはプロポーズのような人生の節目となるシーンに最適です。周りの目を気にする必要がないので、感動して涙を流しても、楽しい話で大笑いしても大丈夫。自分たちだけのリズムで食事が進んでいく心地よさは、一度体験すると病みつきになります。
ポストコロナ時代における「安心」の価値
また、昨今の衛生観念の変化に伴い、「不特定多数の人と同じ空間にいたくない」と考える方も増えています。そうした心理的な安全性という面でも、この1組限定スタイルは大きな価値を持っています。他のグループとの接触が物理的に発生しないため、リスクを最小限に抑えつつ、外食の楽しみを享受できるのです。
### 気になるドレスコードと服装
山の中にあるレストラン、しかも周りは別荘地と森。「リゾートだし、カジュアルな格好でいいのかな?」と考えがちですが、ここは注意が必要です。「八ヶ岳 えさき」は、ロケーションこそアウトドアですが、その本質は格式ある「グランメゾン」です。
スマートカジュアルが基本
公式サイト等の案内でも、明確に「短パン・サンダルはご遠慮ください」といった旨の記載があります。男性であれば、Tシャツ一枚ではなく襟付きのシャツを着用し、できればジャケットを羽織るのがスマートです。ジーンズも、ダメージ加工がされたラフなものではなく、きれいめなものであれば許容範囲でしょう。

女性の場合も、ワンピースやブラウスにスカート、あるいはドレッシーなパンツスタイルなどが好ましいです。お店側が最高の空間と料理を用意してくれているのですから、客側も服装で敬意を表すことで、より一体感のある素晴らしい時間が生まれます。
冬場の訪問は「靴」と「防寒」に命をかけるべし
特に注意が必要なのが、12月から3月にかけての冬場です。八ヶ岳の冬は、都心とは全くの別世界です。標高1,000mを超えるエリアでは、夜間の気温がマイナス10度を下回ることも珍しくありません。
例えば、気象庁のデータを見ても、店舗のある北杜市大泉エリア付近の1月の平均最低気温は氷点下です(出典:気象庁『過去の気象データ検索』)。おしゃれなヒールや革靴は、凍結した路面では凶器になります。お店の入り口までは、滑りにくいブーツやスノーシューズで移動し、店内で持参したきれいな靴に履き替えるのが、このエリアの上級者の振る舞いです。
八ヶ岳の冬は想像以上に厳しいです。おしゃれも大切ですが、道中の防寒対策は万全にしてお出かけください。車からお店までの数メートルでも、凍結で転倒するリスクがあります。
八ヶ岳エリアの冬の厳しさや生活環境については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、服装選びの参考にしてみてください。移住者視点での「リアルな寒さ」を知ることができます。
## 八ヶ岳えさきの予約やアクセス情報
魅力たっぷりの「八ヶ岳 えさき」ですが、訪問するにあたって最大のハードルとなるのが「予約」と「アクセス」です。特にアクセスは、都会の感覚で「なんとかなるだろう」と思って行くと、タクシーが来ない、場所がわからないといったトラブルに見舞われる可能性があります。ここでは、スムーズにたどり着くための具体的な攻略法をお伝えします。
### 予約が取れない時の対処法
「八ヶ岳 えさき」は、現在日本で最も予約が取りにくいレストランの一つと言っても過言ではありません。席数が極端に少ない(昼夜各1組)ため、物理的に受け入れられる人数が限られているからです。
電話予約のゴールデンタイムを狙う
予約方法は現在、電話(0551-45-8707)のみでの受付となっています。WEB予約システムがないため、電話がつながらないと予約できません。しかし、営業時間中(ランチタイムの12:00〜14:00、ディナータイムの18:00以降)は、シェフもスタッフも目の前のお客様へのサービスに全集中しています。この時間に電話をかけても、出られないことが多いのが実情です。
狙い目は、ランチ営業が落ち着き、ディナーの仕込みに入る前の14:00〜17:00頃のアイドルタイムです。この時間帯なら、比較的電話がつながりやすく、じっくりと日程の相談ができる可能性が高いです。

「半年後」を見据えた計画を
現状では「数ヶ月先まで満席」は当たり前で、タイミングによっては「年内は全て埋まっている」と言われることもあります。直近の記念日に行きたいと思っても、空いている可能性は極めて低いです。そのため、「半年後の旅行のメインイベント」として計画を立てるのが最も確実です。
ただし、諦めるのはまだ早いです。急なキャンセルが出ることもゼロではありません。ダメ元で電話をしてみたら、ぽっかり空いた来週のプラチナシートをゲットできた、という幸運な話も耳にします。留守番電話になった場合は、丁寧にお名前と連絡先、「予約の件で」とメッセージを残しておきましょう。折り返しをもらえることもあります。
### 東京からのアクセスと行き方
東京都心から向かう場合、移動手段は主に「電車(特急あずさ)」か「自家用車」の二択になります。それぞれのメリット・デメリットを整理しておきましょう。
推奨ルート:JR特急あずさ + タクシー
個人的に最もおすすめなのは、JR新宿駅から「特急あずさ」を利用するルートです。これならお酒も飲めますし、雪道の運転リスクもありません。
降車駅は「小淵沢(こぶちざわ)駅」が基本です。新宿から約2時間で到着します。小淵沢駅は観光の拠点となっているため、駅前にタクシーが常駐しており、スムーズに移動できます。
注意が必要なルート:自家用車
車で行く場合は、中央自動車道の「長坂IC」または「小淵沢IC」を利用します。どちらからも15〜20分程度ですが、ここで一つ大きな罠があります。
Googleマップなどのナビに住所をそのまま入力すると、森の中の不正確な位置に案内されてしまい、迷子になるケースが多発しているのです。

公式に推奨されている確実な方法は、目印となる宿泊施設「ダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティ」を目的地に設定することです。そこまで行けば看板が出ていますので、その案内板に従って直進500mほど進めば到着します。「迷ったらダイヤモンドソサエティ」と覚えておいてください。
当然ですが、運転される方はお酒を飲めません。せっかくの料理に合わせてワインのペアリングを楽しみたい場合は、必ず電車とタクシーを利用するか、代行運転の手配を事前に確認してください。このエリアの代行運転は数が少ないため、当日の思いつきでは手配できないこともあります。
### 駅からのタクシー手配と料金
電車でアクセスする場合、最寄り駅は「小淵沢駅」と「甲斐大泉駅」の2つがありますが、この選択を間違えると現地で立ち往生する可能性があります。
| 項目 | JR小淵沢駅 | JR甲斐大泉駅 |
|---|---|---|
| 特徴 | 特急停車駅、観光拠点 | ローカル線(小海線)の無人駅に近い規模 |
| タクシー常駐 | あり(複数台待機) | ほぼなし(呼び出し必須) |
| お店までの時間 | 約20分 | 約10分 |
| 料金目安 | 約4,000円 | 約2,000円 |
| 推奨度 | ★★★★★(確実) | ★★(上級者向け) |
表の通り、距離的には「甲斐大泉駅」が近いのですが、ここは小海線というローカル線の駅で、電車の本数が1〜2時間に1本程度しかありません。さらに駅前にタクシーが待機していないことが多く、流しのタクシーも走っていません。もし甲斐大泉駅を利用する場合は、必ず事前に地元のタクシー会社(大泉タクシーなど)に予約を入れておく必要があります。
トラブルを避けたいなら、迷わず「小淵沢駅」からタクシーに乗りましょう。料金は少しかかりますが、安心感が違います。タクシーの運転手さんに「えさきさんまで」と言えば通じることが多いですが、念のため住所や「ダイヤモンドソサエティの近く」という情報を伝えられるようにしておくと完璧です。
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