こんにちは。八ヶ岳へ移住、セカンドライフ!、運営者の「卓郎」です。

八ヶ岳の麓、山梨県北杜市への移住を考えるとき、小さなお子さんがいるご家庭にとって最大の関心事はやはり保育園のことではないでしょうか。自然豊かな環境で子育てをしたいと願う一方で、実際の待機児童の数や空き状況、仕事と両立できる環境が整っているのかなど、不安は尽きないものですよね。また、北杜市ならではの森のようちえんや自然保育といった独自の教育環境についても、詳しく知りたいという方は多いはずです。私自身も移住前は現地の情報収集に奔走した経験がありますので、その気持ちは痛いほどよく分かります。この記事では、現地のリアルな情報を交えながら、皆さんの疑問を解消できるよう分かりやすく解説していきます。

  • エリアごとの保育園の特徴や独自の教育方針
  • 「待機児童ゼロ」の背景と実際の入園事情
  • 自然保育や森のようちえんの具体的な活動内容
  • 病児保育や第2子無料化などの支援制度の活用法

北杜市の保育園選びと地域別の特徴

北杜市は、八ヶ岳南麓から南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓まで広がる、非常に広大な自治体です。その総面積は約602平方キロメートルにも及び、これは東京23区全体とほぼ同じ広さなんですね。そのため、「北杜市の保育園」と一口に言っても、お住まいのエリアによって通える園は物理的に限られてきますし、それぞれの地域特性によって園の雰囲気もガラッと変わります。

移住後の生活を具体的にイメージするためには、「家の場所」と「保育園の場所」、そして「職場の場所」を三角形で結んで、無理のない動線を描けるかが非常に重要です。ここでは、市内の主要エリアごとに、保育施設の配置とそれぞれの特徴を深掘りしていきましょう。

自宅、保育園、職場の3拠点を結ぶ距離と時間のバランスを示した「黄金のトライアングル」の図解。無理のない送迎ルート確保の重要性を説明

エリア別に見る北杜市保育園の一覧

北杜市は平成の大合併で誕生した経緯もあり、旧町村ごとの名残や地域色が色濃く残っています。保育園選びにおいても、この「エリアごとの特性」を理解することが最初の一歩です。私が実際に足を運んだり、地元の先輩移住者から聞いたりした情報を基に、各エリアの保育事情を詳しくまとめました。

北杜市内の主要4エリア(須玉、長坂、白州・武川、高根・大泉)の特徴と、各エリアにある主な保育園をまとめたマップ図

1. 須玉エリア:行政の中心でアクセス抜群

須玉町は北杜市役所の本庁舎がある、いわば行政の中心地です。中央自動車道の須玉インターチェンジや国道141号線へのアクセスも良く、市外へ通勤する方や、公務員として働く世帯が多く暮らしています。このエリアの基幹となるのが「須玉保育園・南部こども園」です。市役所に近接しているため、入園の手続きや各種申請のついでに立ち寄りやすく、何かあった時の緊急対応もしやすいのがメリットですね。また、障がい児保育や一時保育にも対応しており、幅広いニーズを受け止める体制が整っています。

2. 長坂エリア:生活利便性と医療保育の拠点

JR中央本線の長坂駅を中心に、大型スーパーやホームセンターが集まる長坂エリアは、市内でも特に生活利便性が高い地域です。ここの「長坂保育園」は、複数の園庭やランチルームを備えた大規模な施設設備が自慢です。特筆すべきは、秋田分園内に「病児・病後児保育室」が設置されている点でしょう。これは市内全域のセーフティネットとして機能していますが、長坂エリアに住んでいれば、利用時の送迎負担が最小限で済むという大きなアドバンテージがあります。

3. 白州・武川エリア:圧倒的な大自然の中での保育

南アルプスの天然水で有名なこのエリアは、森と水に囲まれた環境が魅力で、自然派の移住者に絶大な人気を誇ります。「白州保育園・西部こども園」「武川保育園」は、園舎のすぐそばに豊かな森や川があり、日常の散歩コースがまるでハイキングのような環境です。「こあらルーム」での表現活動や、四季折々の桜並木を感じられる立地など、感性を育むにはうってつけの場所と言えるでしょう。

4. 高根・大泉・清里エリア:高原リゾートと生活の融合

標高が高く、ペンションや別荘が点在するこのエリアは、観光業に従事する保護者も多いのが特徴です。「しらかば保育園」「いずみ保育園」など、複数の園が点在していますが、冬場の積雪や路面凍結が他のエリアより厳しい点には注意が必要です。また、清里にはキリスト教系の「清里聖ヨハネ保育園」があり、公立園とは異なる独自の保育方針に基づいたアットホームな保育が行われています。

エリア名 主な特徴とライフスタイル 代表的な保育施設
須玉 行政中枢・IC近く。
通勤利便性重視の共働き世帯向き。
須玉保育園・南部こども園
(7:30〜18:30開所 / 土曜保育あり)
長坂 買い物・交通の結節点。
病児保育へのアクセス最優先ならここ。
長坂保育園
(病児・病後児保育併設 / 設備充実)
白州・武川 南アルプスの麓。
自然環境重視・スローライフ志向。
白州保育園、武川保育園
(自然探索や表現活動に注力)
高根・大泉 高原の別荘地エリア。
観光業・自営業の世帯が多い。
しらかば保育園、いずみ保育園
(冬場の送迎は四駆必須)
小淵沢 県外アクセス・文化的土壌。
二拠点生活やテレワーカーが多い。
小淵沢保育園
(移住者コミュニティが活発)

卓郎のワンポイント
長坂保育園など一部の園に関する文書には「土曜日は市立認定こども園にて保育を実施」という記述が見られます。これは、自分の通っている園ではなく、拠点の園に集まって合同保育を行う形式を指している可能性があります。土曜勤務がある方は、自宅から「土曜保育の実施園」までの距離も計算に入れておくと安心ですよ。

待機児童ゼロの実績と空き状況の確認

都市部で子育てをしてきた方にとって、「保育園に入れるかどうか」は死活問題ですよね。「保活」という言葉がある通り、妊娠中から見学や点数計算に奔走した経験をお持ちの方もいるかもしれません。そんな方にとって、北杜市の「待機児童ゼロ」という実績は、移住を決断する上での強力な後押しになるはずです。

数字の裏側にある「本当の安心」

こども家庭庁や北杜市の公開データを確認すると、北杜市では0歳児から5歳児までの全年齢層において、継続して待機児童数「0人」を達成しています。ここで重要なのは、これが「子供が少なくて定員割れしているから」という消極的な理由だけではない、という点です。

実際の申込者数(潜在的な保育ニーズ)を見てみると、0歳児クラスでは年間10名〜30名程度、そして最も激戦区となりやすい1・2歳児クラスでは約300名規模の需要が存在しています。この数字は地方都市としては決して少なくありません。にもかかわらず待機児童が発生していないのは、市が広大なエリアに分散して配置された公立保育園・認定こども園のネットワークを柔軟に運用し、適切な受け皿を用意しているからなのです。

待機児童ゼロの実態とネットワーク調整

具体的には、特定の園に希望が集中した場合でも、近隣の園を紹介したり、定員枠を調整したりすることで、全ての子供が入園できる体制を整えています。これは、都市部のような「保育園難民」になるリスクが極めて低いことを意味しており、移住後のキャリアプランが立てやすい環境だと言えます。

ここがポイント
特に1・2歳児クラスでの待機児童ゼロは、育児休業明けの復職を目指す共働き世帯にとって、計り知れないメリットです。「働きたいのに預け先がない」というジレンマから解放されるだけでも、北杜市に移住する価値はあると私は思います。

ただし、一つだけ注意が必要です。「市全体でゼロ」であって、「希望した園に必ず入れる」とは限りません。特に年度途中の入園や、人気の高い園を希望する場合は、第2・第3希望の園になる可能性もあります。最新の空き状況は常に変動していますので、検討段階で必ず市の担当課へ問い合わせるようにしましょう。

移住者も気になる途中入園の手続き

移住者の場合、4月1日の入園に合わせて引っ越しができるとは限りませんよね。仕事の都合や物件の引き渡し時期によっては、年度の途中から入園させたいというケースも多いはずです。北杜市では年度途中の入園も随時受け付けていますが、スムーズに入園するためには、都市部とは少し違うタイム感を意識しておく必要があります。

申し込みの締め切りとスケジュール感

原則として、入園希望月の前月の中旬頃までに入園申し込みを完了させる必要があります。例えば、9月から通わせたい場合は、8月の指定日までに書類を提出しなければなりません。ここでネックになるのが、移住に伴う「住民票の異動」や「就労証明書」の準備です。

まだ北杜市に住民票がない段階でも、転入予定として申し込みができる場合がほとんどですが、その際は「賃貸借契約書の写し」や「売買契約書の写し」など、北杜市に住むことが確実であることを証明する書類が求められます。また、求職中(仕事を探している状態)での入園申し込みも可能ですが、その場合は入園後一定期間内(通常は3ヶ月程度)に就労証明書を提出しないと、退園になってしまうルールがあります。

見学予約は早めのアクションを

書類上の手続きも大切ですが、何より大切なのは事前の「園見学」です。HPやパンフレットだけでは分からない、先生たちの雰囲気や子供たちの表情、園庭の広さなどは、実際に行ってみないと分かりません。移住前の下見旅行の際に、市役所のこども保育課だけでなく、気になる保育園にもアポイントを取って見学させてもらうのがベストです。

注意点
年度末(2月・3月)は、次年度の入園調整で役所も園も非常に忙しい時期です。この時期の途中入園は、定員枠が埋まっていることが多く、ハードルが高くなる傾向があります。もし移住時期を調整できるなら、4月入園を目指すか、早めに空き状況を確認して秋頃の入園を目指すなど、戦略的なスケジューリングをおすすめします。

北杜市ならではの森のようちえんと自然保育

北杜市での子育てを語る上で、絶対に外せないキーワードが「森のようちえん」「自然保育」です。近年、既存の学校教育や管理型の保育に疑問を持つ層から熱烈な支持を集めており、北杜市はその「聖地」の一つとしても知られています。

森のようちえん「ピッコロ」の衝撃

中でも全国的に有名なのが、須玉町にある「森のようちえん ピッコロ」です。ここは一般的な保育園とは全く異なります。まず、立派な園舎や整備された園庭がありません。活動のフィールドは、北杜市の豊かな森そのものです。

そして最大の特徴は、「大人が遊びを誘導しない」という徹底した保育哲学です。毎朝、子供たちが「今日はどこへ行くか」「何をするか」を話し合い(サークルタイム)、自分たちで決定します。大人は危険がない限り口を出さず、ひたすら子供たちの主体性を「見守り、待つ」ことに徹します。雨の日も雪の日も、カッパを着て森の中で過ごす。泥だらけになり、焚き火で暖を取り、自然の厳しさと美しさを五感で学ぶ。そんなたくましい子供たちが育っています。

ただし、ピッコロのような施設は「認可外保育施設」である場合が多く、運営は保護者と保育者の共同運営という形をとっています。そのため、保護者にも運営への深いコミットメントが求められます。「預けて終わり」ではなく、共に子供を育てる仲間としての関わりが必要になる点は、覚悟しておくべきポイントです。

北杜市ならではの自然保育と森のようちえん

公立園でも充実している自然体験

「森のようちえんは魅力的だけど、仕事との両立や送迎が難しい…」という方もご安心ください。北杜市では、公立の保育園・認定こども園でも、豊かな自然環境を活かした保育が日常的に行われています。

市が掲げる「水と緑と太陽の恵みを子どもたちに」という理念の通り、多くの園が森や林に隣接しており、散歩コースでカブトムシを見つけたり、木の実を拾って工作に使ったりといった活動が当たり前のように行われています。特別な教育メソッドを謳っていなくても、北杜市という環境そのものが、最高の教材になっているのです。週末だけ「清泉寮森のようちえん」などの体験プログラムに参加するのも、良いバランスかもしれませんね。

口コミより重要な各園の教育方針

今はネットで検索すれば、各保育園の口コミや評判が出てくる時代です。しかし、北杜市のような地方移住においては、ネット上の星の数や短いコメントよりも、もっと本質的な「教育方針とのマッチング」を重視すべきだと私は考えます。

「お勉強」よりも「生きる力」

首都圏の一部の私立園では、英語教育やリトミック、早期の読み書き計算などに力を入れているところも多いでしょう。しかし、北杜市の公立園の多くは、そうした「早期知育」とは少し距離を置いています。目指しているのは、「健康で明るい子ども」「自分で考え行動する子ども」「心やさしく思いやりのある子」という、人間としての土台(非認知能力)を育むことです。

お勉強よりも心の根っこを育てる教育方針

「八ヶ岳南麓の冷涼な空気を吸い、起伏のある地形を自分の足で歩くことで基礎体力を養う」「自然の中で予測不可能な出来事(天気の急変や虫との遭遇)に対応することで、臨機応変な判断力を身につける」。これらは、教科書の上では学べない、生きていく上で本当に必要な力です。

地域コミュニティとの関わり

また、北杜市の保育園は地域との結びつきが非常に強いのも特徴です。近所のお年寄りと交流したり、地域の畑で収穫体験をさせてもらったりと、園の中だけで完結しない「社会の中での育ち」があります。移住者にとっては、子供を通じて地域コミュニティに入っていけるという側面もあり、これは親子共に孤立を防ぐ大きなセーフティネットになります。

もし、どうしても特定のお稽古事や教育メソッドを希望される場合は、私立の園を探すか、習い事としてプラスアルファで検討するのが現実的です。まずは、「北杜市でどんな子に育ってほしいか」をご夫婦で話し合ってみてください。「のびのびと、たくましく育ってほしい」と願うなら、北杜市の公立園は最高のパートナーになってくれるはずです。

北杜市の保育園利用にかかる費用と支援

移住生活を継続させるためには、経済的な見通しを立てることが不可欠です。「田舎暮らしはお金がかからない」と言われがちですが、車社会ゆえのガソリン代や冬の暖房費など、意外な出費もあるもの。だからこそ、固定費である保育料や行政の支援制度については、シビアに確認しておきましょう。

北杜市の保育料と第2子無料化の魅力

北杜市が「子育て支援日本一」を目指して打ち出している施策の中で、最もインパクトが大きいのが「第2子以降の保育料完全無料化」です。これは、移住を検討する子育て世帯にとって、決定打になり得る強力なメリットです。

国の制度との違いは「条件の緩さ」

実は、国(政府)の制度でも幼児教育・保育の無償化は進められていますが、完全無償化の対象は主に3歳児クラス以上です。0〜2歳児クラスについては、住民税非課税世帯に限られたり、「第1子が就学前であること」といった厳しい条件付きで第2子の保育料が半額になったりと、恩恵を受けられる世帯が限定的でした。

しかし、北杜市の独自施策はここが違います。詳細な要件は年度によって微調整が入るため必ず確認が必要ですが、基本的には所得制限や第1子の年齢制限を撤廃(または大幅に緩和)し、第2子以降であれば無条件で保育料を無料にするという、非常に太っ腹な制度運用を行っています。

国の制度と比較した北杜市の保育料支援の手厚さを示す表。第2子以降が所得制限なしで完全無料になり、年間約48万円の節約になる試算

例えば、世帯年収にもよりますが、0〜2歳児の保育料は月額数万円かかるのが一般的です。もし月額4万円だとすれば、年間で48万円。これが0円になるわけです。子供が2人以上いるご家庭にとって、この浮いたお金を将来の大学費用や、豊かな自然体験のためのレジャー費、あるいは住宅ローンの返済に回せるというのは、生活の質を大きく左右します。「いいじゃん、北杜市」というキャッチコピーは、伊達ではありません。

(出典:こども家庭庁『幼児教育・保育の無償化概要』

いざという時の病児保育と一時預かり

病児・病後児保育、休日保育、一時預かりの3つの支援制度の概要と利用条件をまとめたスライド

共働きでの移住を考えたとき、最大の懸念材料は「子供が病気になったらどうするか」ではないでしょうか。実家が近くにあればおじいちゃんおばあちゃんに頼めますが、移住者はそうもいきません。夫婦どちらかが仕事を休まなければなりませんが、どうしても外せない会議や商談がある日も当然あります。

長坂保育園秋田分園という砦

そんなピンチを救ってくれるのが、長坂保育園秋田分園内に設置された「病児・病後児保育室」です。ここは、病気の回復期にある子供だけでなく、病気の急性期(当面症状の急変が認められない場合)でも預かってくれる、働く親にとっての最後の砦です。

利用にあたっては、以下の3ステップを理解しておきましょう。

  1. 事前登録: 原則として、年度ごとに事前の利用登録が必要です。「熱が出てから登録」では遅いので、移住して住民票を移したら、すぐに登録手続きを済ませておくのが鉄則です。
  2. 医師の診断: 利用当日または前日に医療機関を受診し、医師に「医師連絡票(利用連絡票)」を書いてもらう必要があります。単なる風邪薬をもらうだけでなく、「病児保育を使いたい」と明確に伝える必要があります。
  3. 予約: 前日の夕方まで、または当日の朝早いうちに電話での予約が必要です。定員があるため、キャンセル待ちになる可能性もあります。

また、病気ではないけれど、保護者の通院や冠婚葬祭、あるいは育児疲れのリフレッシュのために子供を預けたい場合は、須玉保育園などで実施されている「一時預かり(一時保育)」を利用できます。最近では、「キッズライン」や「スマートシッター」といった民間のベビーシッターサービスも北杜市エリアに対応するシッターさんが増えてきています。公的なサービスと民間サービスを賢く使い分けるのが、孤立しない子育てのコツです。

土日も安心な休日保育の利用方法

北杜市は観光地としての側面も強いため、サービス業や宿泊業、飲食業に従事する保護者の方もたくさんいらっしゃいます。そうした職種の方にとって、土曜・日曜・祝日の保育確保は必須条件ですよね。

北杜市では、日曜・祝日に就労が必要な保護者のために「休日保育」を実施しています。実施場所は主に長坂保育園などの拠点となる園です。利用料は年齢によって異なりますが(例:3歳児で日額1,600円程度)、事前の申請と、勤務先からの「就労証明書」の提出が必要になります。

注意点
休日保育は、通常の保育体制とは異なり、スタッフの人数や受け入れ体制が限られています。そのため、特にお子さんが小さい(0〜2歳児)場合や、アレルギー対応などの個別配慮が必要な場合は、受け入れが可能かどうか事前の綿密な相談が必要です。「日曜日も預けられるはず」と思い込んでシフトを入れる前に、必ずこども保育課へ詳細を確認してください。

入園準備で必要な北杜市特有の持ち物

無事に保育園が決まったら、いよいよ入園準備です。しかし、ここで都会の保育園の常識で準備を進めると、後で買い直しになる可能性があります。北杜市ならでは、雪国ならではの必須アイテムをご紹介します。

北杜市の保育園入園に必要な、防水布団バッグ、スノーコンビ(ジャンプスーツ)、スノーブーツの写真と選び方のポイント

1. お昼寝布団と防水の布団バッグ

都心の保育園では「コット」と呼ばれる簡易ベッドを使用し、バスタオルだけ持参すれば良いところも増えていますが、北杜市の多くの園ではまだ「お昼寝布団セット」の持ち込みが主流です。掛け布団、敷布団、枕の一式を用意し、週末に持ち帰って洗濯し、月曜日にまた持っていくスタイルです。

ここで重要なのが「布団バッグ」の素材です。車での送迎が基本とはいえ、駐車場から園舎までの移動で雨や雪に降られることは多々あります。布製のバッグだと中まで濡れてしまうため、ナイロン製などの丈夫な防水・撥水素材の布団バッグを用意することを強くおすすめします。

2. 本格的なスノーウェアとスノーブーツ

冬の外遊びは、ちょっとした寒さ対策レベルではありません。雪が積もれば、園庭で雪遊びをします。そのため、スキーウェアのような上下つなぎの「スノーコンビ(ジャンプスーツ)」と、水が染み込まない「スノーブーツ」、そして防水の手袋が必須アイテムになります。これらは「入園準備リスト」にサラッと書かれていることが多いですが、シーズン直前になると地元の量販店では売り切れてしまうこともあるので、早めの準備が必要です。

3. 汚れ物入れと着替えの量

自然保育を実践している園では、子供たちは毎日泥んこになって遊びます。そのため、着替えの回数が半端ではありません。1日に3セット着替えることもザラです。着替えを入れる袋(汚れ物袋)は、スーパーのレジ袋を指定されることもありますが、環境配慮や耐久性の観点から、ナイロン製の大きめの巾着袋などを推奨されることもあります。また、全ての持ち物に名前を書く際は、泥汚れや洗濯回数の多さに負けないよう、強力な油性ペンやスタンプを使い、誰が見ても分かるように大きく書くのがマナーです。

北杜市の保育園で叶える安心の子育て環境

ここまで、北杜市の保育園事情について、エリア別の特徴から支援制度、入園準備まで詳しく解説してきました。正直なところ、送り迎えの手間や冬の準備など、都会のシステマチックな保育環境に比べれば「不便」と感じる部分もあるかもしれません。

しかし、それを補って余りあるのが、この圧倒的な自然環境と、地域全体で子供を育てようとする温かい空気感です。「待機児童ゼロ」という数字は、単なる行政の成果ではなく、この街が子育て世帯を歓迎しているというメッセージでもあります。

八ヶ岳や南アルプスの山々に見守られながら、泥んこになって遊び、四季の変化を肌で感じる幼少期。それは、お子さんの人生にとって、何にも代えがたい「心の根っこ」を育てる時間になるはずです。私自身、この地に移住してきて、子供たちがのびのびと育つ姿を見るたびに、「ここに来てよかった」と心から思います。

この記事が、皆さんの北杜市での新しい生活の第一歩を後押しできれば幸いです。まずは一度、家族旅行を兼ねて現地の保育園の様子を見に来てみてくださいね。

北杜市での豊かな子育て時間

免責事項
本記事の情報は執筆時点(2026年1月現在)のデータベースおよび一般的な情報に基づいています。保育料、入園条件、各園の運営状況、支援制度の内容などは、年度ごとに変更される可能性があります。特に第2子無料化の適用条件や待機児童の最新状況については、必ず北杜市役所こども保育課や各施設の公式サイトにて最新の一次情報をご確認ください。移住等の重要な判断を行う際は、ご自身での詳細な確認をお願いいたします。

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