こんにちは。八ヶ岳へ移住、セカンドライフ!、運営者の「卓郎」です。

八ヶ岳へ来たら、美味しい空気と一緒に焼きたてのパンを頬張りたい、そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか。実はこのエリア、人口あたりのパン屋さんの数がとても多く、激戦区としても知られています。せっかく来たのにお目当てのパンが売り切れだったり、お店選びで迷ってしまったりするのはもったいないですよね。私自身も移住当初は、どのお店が自分好みなのか分からず、何件もハシゴした経験があります。そこで今回は、地元に住んでいるからこそ分かる、本当におすすめしたいパン屋さんをランキング形式ではなく、目的やシーン別にご紹介します。ランチやモーニング、愛犬との同伴情報など、失敗しないためのポイントも網羅しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 行列必至のハード系からお土産に最適なソフト系まで、名店の特徴が分かります
  • 愛犬と一緒に店内で食事ができる、貴重なパン屋やカフェの情報が得られます
  • 絶景モーニングや絶品ランチなど、時間帯別のおすすめ店と楽しみ方が分かります
  • 売り切れを回避するための予約方法や、効率的な訪問スケジュールのコツが分かります

目的別で選ぶ八ヶ岳のパン屋ランキング決定版

「八ヶ岳 パン 屋 ランキング」と検索するとたくさんのお店が出てきますが、実はそれぞれ得意なジャンルが全く違います。ここでは、パン好きの私が自信を持っておすすめする名店を、あなたの目的に合わせてご紹介します。

ハード系が絶品!ドイツパンの人気店バックハウスインノ

絶品ハード系パンの2大巨頭 バックハウスインノとゼルコバの特徴

八ヶ岳で「本物のハード系パン」を求めているなら、まず外せないのが北杜市大泉町にある「バックハウス インノ(Backhaus Inno)」です。食べログなどの評価サイトでも常にエリアトップクラスのスコアを記録しており、まさに王者の風格があります。

私が初めてここのパンを食べた時の衝撃は今でも忘れられません。主力商品はライ麦を使用した本格的なドイツパンなのですが、これが日本のふわふわしたパンとは一線を画す、まさに「主食」としての存在感を放っています。ずっしりと重く、ナイフを入れると抵抗を感じるほどの密度。口に入れると、ライ麦特有の爽やかな酸味と、穀物の力強い旨味が広がります。噛めば噛むほど味わい深く、ワインやチーズとの相性が抜群なんですよね。

店舗の外観も素晴らしく、南ドイツの山小屋(シャレー)を思わせる建物は、八ヶ岳の森の風景に見事に溶け込んでいます。お店に近づくと漂ってくる、薪の香りと焼きたてのパンの香ばしい匂い。これだけで「来てよかった」と思わせてくれる、特別な空気がここには流れています。単なるパン屋さんというよりは、一つの観光名所のような趣さえ感じます。

注意点:幻のパンになる前に

営業時間は17:00までとなっていますが、これを信じてはいけません。朝8時のオープン直後から行列ができ、午前中の早い段階で主要なパンは完売します。特に週末は「朝一」が勝負です。土曜日などは、オープン20分後にはすでに行列ができ、人気商品は残りわずかということも珍しくありません。

私も友人が遊びに来たときは、朝食前の散歩がてら一番にここに案内するようにしています。「固いパンは顎が疲れるからちょっと…」と敬遠していた友人が、ここのパンを食べて「概念が変わった!噛むのが楽しい!」と驚く顔を見るのが密かな楽しみです。購入したパンは、薄くスライスして軽くトーストし、たっぷりのバターを塗って食べるのが私のおすすめ。日持ちもするので、多めに買って冷凍保存しておくのも良いでしょう。まさに、早起きしてでも行く価値のある「パンの聖地」と言えるでしょう。

薪窯と天然酵母が香るゼルコバの予約必須パン

インノと並んでハード系の双璧をなすのが、白州・長坂エリアにある「ゼルコバ(Zelkowa)」です。ここのパンの美味しさの秘密は、なんといってもこだわり抜かれた「溶岩窯(薪窯)」にあります。

お店に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが大きな薪窯。この窯が生み出す強い火力と遠赤外線効果で一気に焼き上げるため、パンの外側(クラスト)は驚くほどガリッと香ばしく、内側(クラム)は水分がしっかりと閉じ込められてモチモチとした食感に仕上がります。この「ガリッ」と「モチッ」のコントラストは、電気オーブンではなかなか出せない、薪窯ならではの魅力ですね。

また、天然酵母特有の深みのある香りもたまりません。噛みしめるたびに、小麦本来の甘みと酵母の風味が口いっぱいに広がります。個人的には、ハード系生地にユニークな具材をたっぷり練り込んだシリーズが大好きです。「ココナッツ」や「チョコナッツ」、「小豆クリーム」に「塩ピーナッツ」など、他では見かけない組み合わせが多く、選ぶ楽しさがあります。ハード系が少し苦手な方でも、こうした具材入りのパンなら美味しく食べられるはずです。惣菜系の「チキンカツサンド」などもボリューム満点で、ランチ用としても重宝します。

地元のお寺も公認?

実は地元の「自元寺」のご住職もイチオシしているお店なんです。地域コミュニティに根ざし、信頼されている証拠ですね。地元の方が自信を持って薦めるお店に間違いはありません。

お店の場所は少し分かりにくく、未舗装の道を進んでいくので最初は「本当にここであってるの?」と不安になるかもしれません。でも、その先にある隠れ家のような雰囲気も含めて「発見する喜び」があります。森の中にひっそりと佇む姿は、まるで童話の世界のよう。ただし、人気店ゆえに午後の遅い時間に行くと売り切れていることが多いです。嬉しいことに電話予約が可能なので、お目当てのパンがある場合は、訪問前に必ず電話を入れて取り置きをお願いすることをおすすめします。

お土産に最適!コーナーポケットの八ヶ岳ブレッド

お土産の定番コーナーポケットの八ヶ岳ブレッドと森の隠れ家エルベテル

自分たちで食べるだけでなく、「八ヶ岳のお土産」としてパンを買って帰りたい時におすすめなのが「コーナーポケット」です。こちらはハード系とは対極にある「ソフト系」のパンが充実しており、特に贈答用としての地位を確立しています。

ここの看板商品といえば、なんといっても「八ヶ岳ブレッド」です。ラウンド型の大きなパンで、その見た目のインパクトとリッチな味わいは、お土産として渡した相手に必ず喜ばれます。価格は1本1,200円〜3,000円と、日常使いのパンとしては少し高級ですが、その分ボリュームがあり、素材へのこだわりも感じられます。自分へのご褒美や、大切な人への手土産にはぴったりですね。

フレーバーの展開も魅力的で、特に山梨県ならではの素材を使ったものが人気です。「ぎゅぎゅっとシャインマスカット」は、その名の通り山梨を代表するフルーツであるシャインマスカットの果汁や果肉を使用しており、封を開けた瞬間にフルーティーな香りが広がります。他にも、濃厚な甘みが特徴の「八ヶ岳のメープルパン」や、香ばしい「黒糖くるみパン」など、分かりやすくて美味しいラインナップが揃っています。

このパンの素晴らしいところは、柔らかくてしっとりしているので、小さなお子様からご年配の方まで、誰にでも食べやすいという点です。ハード系のパンはお土産にするには相手を選ぶことがありますが、これなら安心です。また、日持ちも比較的良いので、帰宅してからゆっくり楽しむことができます。オンラインショップや全国のパン祭りなどの催事にも積極的に出店しているので知名度も高く、「あ、これ知ってる!」と話題になることもしばしば。八ヶ岳観光の締めくくりに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

地元民が通う穴場の隠れ家パン屋エルベテル

ガイドブックにはあまり大きく載っていないけれど、地元民がこっそり通う名店を知りたい。そんな探究心旺盛な方には「エルベテル」をご紹介します。ここはメイン通りから外れた森の中にひっそりと佇む、まさに「知る人ぞ知る」隠れ家パン屋さんです。

私がこのお店を好きな理由は、パンの美味しさはもちろんですが、そこにある温かい空気感にあります。お店というよりは、森の中の小屋にお邪魔するような感覚。派手な看板があるわけでもなく、静かな森の環境と調和するように営業されています。ここで作られるパンは、素朴でありながら丁寧に作られたことが伝わってくる優しい味わいです。毎日の食卓に並べたくなるような、飽きのこない味が魅力なんですよね。

以前、私が週末の12時頃に訪れたときのエピソードをお話ししましょう。楽しみにしていたパンを買いに行ったのですが、お店に着いた時には棚が空っぽで、すでに完売してしまっていました。「せっかく来たのに…」と呆然としていた私を見て、奥様が奥から出てきて、「パンはもうないんだけど、チーズケーキならあるよ、食べていく?」と優しく声をかけてくださったんです。その時にいただいたチーズケーキの濃厚な味と、奥様の温かい対応は今でも忘れられません。

訪問のヒント
大量生産のお店ではないので、作れる数には限りがあります。「買えたらラッキー」くらいのゆったりとした気持ちで訪れるのが、このお店を楽しむコツです。

森の散策ついでに立ち寄ってみて、もしパンがあったら運命だと思って買ってみてください。そんな偶然の出会いも、八ヶ岳らしい時間の使い方の一つかなと思います。商業的な賑やかさから離れて、静かにパンを選びたい方には最高のスポットですよ。

八ヶ岳のパンが美味しい理由は水と空気にあり

八ヶ岳のパンが美味しい理由 南麓の名水と高原の冷涼な気候

そもそも、なぜ八ヶ岳にはこれほど多くの、そしてレベルの高いパン屋さんが集まっているのでしょうか。単に観光地だからという理由だけではありません。多くの店主さんや、パン好きの地元民が口を揃えて言うのが、この土地特有の「水」と「空気」の良さです。

まず「水」についてですが、パン作りにおいて水は小麦粉と同じくらい重要な材料です。八ヶ岳南麓に湧き出る水は、ミネラルバランスが非常に良く、パンの酵母の発酵を助け、生地の旨味を最大限に引き出すと言われています。特にバゲットやフランスパンのようなシンプルなパンほど、水の質がダイレクトに味に影響します。このエリアは環境省が選定する「名水百選」にも選ばれており、その水質の高さは折り紙付きです。

(出典:環境省『名水百選ポータル』

次に「空気」です。八ヶ岳は標高が高く冷涼な気候ですが、これがパンの発酵プロセスに有利に働きます。夏でも涼しい高原の空気は、長時間の低温発酵に適しています。ゆっくりと時間をかけて発酵させることで、イースト臭さが抑えられ、小麦本来の甘みや香りが熟成されるのです。都会の暑い環境ではコントロールが難しいこの工程も、八ヶ岳なら自然の力で実現できます。

要素 パン作りへの影響とメリット
八ヶ岳の名水 ミネラルバランスが良く、発酵を促進。パンの骨格を作り、シンプルな生地ほど旨味が際立つ。
高原の冷涼な気候 低温での長時間発酵が可能。酵母の活動をコントロールしやすく、深い味わいとモチモチ感を生む。
地産地消の素材 新鮮な高原野菜やフルーツ、濃厚な牛乳などが手に入りやすく、副材料としての質が極めて高い。

さらに、地元で採れる新鮮な食材も大きな魅力です。小淵沢エリアのパン屋さんのカレーパンには、高原野菜がゴロゴロ入っていたり、アップルパイには地元の紅玉が使われていたりします。「ミルクフランス」のクリームに八ヶ岳産の濃厚なジャージー牛乳が使われていることもあります。八ヶ岳の自然そのものが、美味しいパンを作るための巨大なキッチンのような役割を果たしているんですね。だからこそ、ここで食べるパンは格別に美味しいのです。

エリア観光と楽しむ八ヶ岳のパン屋ランキング活用術

パン屋さん巡りは、八ヶ岳観光のルートにうまく組み込むことで、旅の満足度がぐっと上がります。単にパンを買うだけでなく、その場で食べたり、景色を楽しんだりと、「体験」として楽しむのがポイントです。ここでは、「食べる時間」と「シーン」に合わせたお店の選び方と、スムーズに回るためのコツを伝授します。

もしパン屋さん巡りと合わせて、絶景ドライブを楽しみたいと考えているなら、こちらの記事も参考にしてみてください。八ヶ岳ならではの爽快なルートを紹介しています。

八ヶ岳ツーリング攻略!絶景ルートと冬の注意点を移住者が紹介

清里の絶景モーニングならパン工房レストランメガネ

イートインで楽しむ絶景モーニング(メガネ)と満腹ランチ

八ヶ岳の朝を最高のものにしたいなら、清里・萌木の村近くにある「パン工房レストラン メガネ(megane)」でのモーニングがイチオシです。ここは単なるイートインスペースのあるパン屋さんではなく、本格的なレストランとしての質を備えています。

お店に到着してまず感動するのが、そのロケーションです。モダンでスタイリッシュな建物の目の前には、広大なレタス畑が広がり、その向こうには八ヶ岳の稜線が美しく見渡せます。特に朝の澄んだ空気の中で見るこの景色は圧巻で、まさに「高原の朝」を体現したような風景。InstagramなどのSNSでも映えること間違いなしです。

モーニングの時間は8:30から10:00(ラストオーダー)と少し短めですが、早起きしてここを目指して行く価値は十分にあります。メニューは焼きたての自家製パンを中心としたトーストやサンドイッチがメインで、どれもシンプルながら素材の味が活きています。サラダに使われている野菜も新鮮でシャキシャキ。テラス席があれば、風を感じながら優雅な朝食タイムを過ごせます。

ランチタイム(11:30〜)になると、前菜、主菜、デザートからなるコース仕立てのフレンチベースの料理も提供されており、こちらも非常に評価が高いです。ですが、パン好きならやはり朝の静かな時間に、焼きたての香りに包まれるモーニングをおすすめしたいですね。清里テラスや萌木の村といった主要観光スポットにも近いので、ここを起点に一日のプランをスタートさせるのが理想的です。

もし和洋折衷なビュッフェスタイルで、もっとガッツリ朝食を楽しみたい場合は、八ヶ岳高原ロッジなども選択肢に入ります。気分に合わせて使い分けてみてください。

八ヶ岳高原ロッジの朝食は最高?メニューや予約方法と評判を解説

ランチにおすすめ!パン食堂PUTの絶品バーガー

ランチタイムに家族連れやグループでお腹いっぱい食べたいなら、大泉町にある「パン食堂 PUT」がベストチョイスです。このお店の面白いところは、販売専門の「くのパン」と、飲食スペースの「パン食堂 PUT」が同一店舗内で運営されているハイブリッドモデルだという点です。

ここのランチの目玉は、なんといってもハンバーガーです。「パン屋さんが作るハンバーガーなんて、バンズがメインでしょ?」と思うかもしれませんが、良い意味で裏切られます。もちろん、パン屋直営なのでバンズの香ばしさや食感は最高レベルなのですが、中に挟まれたパティも肉厚でジューシー。新鮮な野菜とのバランスも絶妙で、専門店に負けないクオリティです。一口かじると、小麦の甘みと肉の旨味が口の中で混ざり合い、至福の時が訪れます。

そして、このお店の最大の強みは「多様性」にあります。隣接する「くのパン」には、常時約50種類ものパンが並んでいます。「つぶあんバター」や「メープルシロップブレッド」、お惣菜系の「ポテト・トマト・チーズフランス」など、子供から大人まで大好きなラインナップが勢揃い。ですので、「お父さんはガッツリとハンバーガー」「お母さんはサラダと惣菜パン」「子供たちは甘い菓子パン」といった具合に、家族それぞれの好みに合わせてランチを楽しむことができるのです。意見が割れてお店選びに困った時の救世主とも言える存在ですね。

テラス席も広々としていて気持ちが良く、森の中でのピクニック気分を味わえます。お腹がいっぱいになったら、帰りに翌日の朝食用のパンを買って帰るのもスムーズ。まさに一石二鳥の使い勝手の良いお店です。

愛犬と店内で食事できるペット可の貴重な店舗

愛犬と店内で食事ができるパン屋情報と話題のトリュフベーカリー

八ヶ岳は「犬連れ観光の聖地」とも呼ばれるほど、ペットフレンドリーなエリアです。しかし、実際に行ってみると「テラス席ならOK」というお店は多いものの、「店内までワンちゃんOK」というお店は意外と少ないのが現状です。特に冬の寒い日や、突然の雨に見舞われた時、テラス席での食事は厳しいですよね。

そんな愛犬家の方々に強くおすすめしたいのが、先ほど紹介した「パン食堂 PUT」です。ここはなんと、テラスだけでなく店内もペット同伴OKという、八ヶ岳でも極めて貴重なパン屋さんなんです。天候や気温を気にせず、愛犬と同じ空間でゆっくりとハンバーガーやパンを楽しめるのは本当にありがたいですよね。周りのお客様も犬好きな方が多いので、安心して過ごせる雰囲気があります。

他にも、ペットと一緒に楽しめるお店をいくつかピックアップして表にまとめました。旅の計画にお役立てください。

店舗名 同伴可能エリア 特徴とおすすめポイント
パン食堂 PUT 店内・テラス 希少な店内OK店舗。天候に左右されず利用可能。ハンバーガーが絶品。
ヴァッレ・ロトンド 店内・テラス 「道の駅 南きよさと」内にあり、アクセス良好。ヴィーガン対応や犬用メニューも充実しています。
カフェ・ムスターシュ 店内OK カフェ利用がメインですが、パン系の軽食もあり愛犬家に根強い人気があります。
cafe Lys テラスのみ 森のせせらぎを感じるロケーションが最高。自然派の方におすすめ。
komorebi cafe テラスのみ ドッグランが併設されているので、ワンちゃんの運動後の休憩に最適です。

このように、事前に「店内可」か「テラスのみ」かを把握しておくだけで、当日の動きやすさが全然違います。特にPUTとヴァッレ・ロトンドは、悪天候時の避難場所としても覚えておくと安心です。八ヶ岳の旅は、愛犬も含めた家族全員が快適に過ごせるのが一番ですからね。

売り切れ時間を回避する予約と訪問計画のコツ

パンの売り切れ回避 卓郎流攻略の3カ条(朝イチ・予約・営業日確認)

八ヶ岳のパン屋さん巡りで最も恐ろしいこと、それは「行ってみたら売り切れだった」という事態です。人気店のパンは、私たちが想像するよりも遥かに早く姿を消します。せっかく遠くから来たのに、空っぽの棚を見るのは悲しすぎますよね。そこで、地元民である私が実践している、確実にパンを手に入れるための攻略法をお教えします。

卓郎流・攻略の3カ条

  • 本命は朝一番に攻める
    「バックハウス インノ」のような超人気店は、午後に行ってもまず買えません。営業時間が夕方までとなっていても、それはあくまで「パンがあれば」の話。本命のお店は、必ず開店時間(インノなら8:00)に合わせて旅程を組みましょう。ホテルの朝食を軽めにして、2回目の朝食としてパン屋に行くくらいの気合が必要です。
  • 電話予約をフル活用する
    「ゼルコバ」のように、電話での取り置きに対応してくれるお店は意外と多いです。訪問する日が決まったら、恥ずかしがらずに電話を入れてみましょう。「〇〇と〇〇を1つずつ取っておいてください」と伝えるだけで、売り切れの恐怖から解放されます。これが最も確実な方法です。
  • 定休日と冬季休業をダブルチェック
    八ヶ岳のお店の多くは、火曜・水曜などが定休日であることが多いです。また、観光地特有の事情として、1月〜3月の冬季は長期休業に入ったり、営業日を短縮(メガネの火曜休み追加など)したりすることがあります。Googleマップの情報だけでなく、必ず公式Instagramやホームページで直近の情報を確認してください。

また、移動時間も計算に入れておきましょう。八ヶ岳エリアは広大で、例えば小淵沢から清里へ移動するには車で30分以上かかります。地図上では近く見えても、山道で意外と時間がかかることも。欲張って詰め込みすぎず、エリアを絞って(今日は大泉・長坂エリア、明日は清里エリアなど)回るのが、ゆったり楽しむ秘訣です。事前のリサーチが、当日の美味しいパンとの出会いを約束してくれますよ。

話題の新店舗トリュフベーカリーと白トリュフ塩パン

ここまで老舗や地元の名店を紹介してきましたが、最近、八ヶ岳エリアに新しい風が吹いています。それが「Truffle Bakery(トリュフベーカリー)」の進出です。東京などの都市部で行列ができるほどの人気ブランドが、ここ八ヶ岳にもオープンし、大きな話題となっています。

ここの代名詞とも言えるのが「白トリュフの塩パン」です。自家製のトリュフバターを巻き込んで焼き上げ、仕上げにトリュフオイルと塩をかけた一品。一口食べると、トリュフの芳醇で贅沢な香りが鼻に抜け、その後に絶妙な塩気とバターの風味が追いかけてきます。これがもう、ワインに合わないわけがありません。八ヶ岳はリゾナーレ八ヶ岳をはじめとする「ワインリゾート」としても有名ですが、このパンはまさにそのシーンにぴったり。夜、コテージやホテルで地元のワインを開ける時のお供として、これ以上のものはないでしょう。

食べログなどのランキングでも急速に順位を上げており、感度の高い若者やトレンドフォロワーがこぞって訪れています。地元密着型の素朴なパン屋さんも素敵ですが、こうした都市型の洗練されたブランドが参入することで、八ヶ岳のパン市場全体がより活気づいているのを感じます。「昔ながらの味」と「最新のトレンド」、その両方を楽しめるのが今の八ヶ岳の面白いところです。新しいもの好きな方は、ぜひチェックしてみてください。

八ヶ岳のパン屋ランキングで最高の旅の思い出を

パンは旅の思い出の栞 八ヶ岳でのパン体験の価値

「八ヶ岳 パン 屋 ランキング」でお店を探している皆様、いかがでしたでしょうか。ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございます。ご紹介してきたように、八ヶ岳のパン屋さんは単にランキングの順位だけで語れるものではありません。それぞれに明確な個性があり、得意なシーンが違います。

早起きして森の冷たい空気の中で並んで手に入れる、インノのドイツパンのずっしりとした重み。清里の絶景を前に、メガネのテラスで頬張る焼きたてトーストの開放感。そして、PUTで家族みんなが笑顔でハンバーガーにかぶりつく幸福なランチタイム。これらの一つ一つの体験こそが、八ヶ岳というフィールドでパンを通して得られる本当の価値なのだと思います。

パンは単なる食料ではなく、旅の彩りであり、思い出の栞のようなものです。今回ご紹介した情報を参考に、ぜひあなたのスタイルに合った「運命の一軒」を見つけてください。そして、美味しいパンと共に、八ヶ岳での素晴らしいセカンドライフ、あるいは休日を満喫していただければ、私「卓郎」としてこれほど嬉しいことはありません。

それでは、八ヶ岳の森でお会いしましょう。冬場の定休日チェックと、人気店の売り切れ対策だけはお忘れなく!

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